福島・宮城から少年野球招き親善試合
(2011年8月16日)
ペガサス絆プロジェクトWITH福島
東日本大震災と福島第一原発事故で群馬県に避難している人を支援する「ペガサス絆プロジェクトwith福島」は、被災地の福島県と宮城県から少年野球チーム4チームを招き、群馬県内の5チームとの親善野球大会を8月13日(土)から15日(月)の3日間、城南球場、敷島球場など県内6球場で行った。参加チームは、南相馬ボーイズ(福島)、オーシャンボーイズ(福島)、福島ボーイズ(福島)、多賀城ボーイズ(宮城)、群馬からは渋川ボーイズ・北毛ボーイズ合同チーム、群馬西毛ボーイズ、前橋中央クレインボーイズ、桐生ボーイズ、伊勢崎硬建ボーイズの9チーム。試合結果は、優勝が桐生ボーイズ、2位南相馬ボーイズ、3位前橋中央クレインボーイズ。
東日本大震災の被災地では、震災からしばらくの間は、野球どころではなかった。球場が津波によって破壊されたり、放射性物質のため野外活動が制限されるなど、少年野球の練習もままならない状況が続いている。避難区域では、転居などでチームメイトの子ども達がバラバラになってしまうこともある。被害の少ない運動施設は、避難所や自衛隊などの復興支援基地となり、練習場所の確保も難しいそうだ。
今回の親善試合は、被災地の子ども達に伸び伸びと野球をしてもらうとともに、スポーツ交流を復興につなげていこうと計画された。大会費用は、群馬ダイヤモンドペガサスの球場募金の他、趣旨に賛同した高崎市内6ロータリークラブ、県内外の団体・企業の協賛が得られた。福島県と宮城県から参加したチームには、ロータリークラブから記念のメダルが贈られ、第2840地区安藤震太郎ガバナーから、選手一人ひとりの首にかけられた。
福島県から参加した、南相馬ボーイズ主将の星晴樹君は「このような大会を開催していただきありがとうございました。この大会を通じて他のチームとの交流が深まりました。野球で人々を元気づけられたらいいと思います」と話した。