高崎城乾櫓・旧下田邸書院を修理
(2011年8月8日)
震災で壁面に亀裂。保存修理工事を実施。
高崎市は、東日本大震災で壁面に亀裂が生じた県指定重要文化財「高崎城乾櫓」と、県指定重要文化財「旧下田邸書院及び庭園」の保存修理工事を行う。
工事内容は、乾櫓、旧下田邸書院とも壁面の亀裂補修と漆喰塗り直しなどで、8月29日(月)から工事に入り、乾櫓が9月20日(火)、旧下田邸書院9月15日(木)までの予定。
乾櫓は周囲を作業用シートで覆うため、工事期間中は見学できない。 旧下田邸書院も工事の状況によって建物の見学ができない場合がある。庭園は通常通り見学可。
乾櫓は、17世紀末頃に建てられたと考えられ、明治維新後、下小鳥町に移築されていたが、昭和52年に現在の位置に復元移築された。
旧下田邸書院及び庭園は、箕輪城主長野氏の家臣・下田大膳正勝の子孫が代官として居を構えた屋敷跡。庭園は堀部安兵衛が作庭したといわれる。