放置竹林の被害拡大/対策の見通しは?
(2011年6月17日)
荒れている市内の雑木林
竹やぶの拡大、市内各所で問題に
高崎市議会一般質問で、市内中山間部などで放置竹林の被害が拡大していることについて、橳島道雄議員の質問に答え、高崎市は考えを示した。
竹は、成長力が強く、地下茎で繁殖が拡大してしまうことから、近隣の山林、田畑、道路への侵食が、全国的にも問題になっている。農地再生を妨げたり、枝が道路まで伸びて視界をさえぎる、森林の多様性を失わせるなどの問題が発生している。
高崎市は「市内の多くの場所で問題が顕在化している」と対策の必要性を示した上で、「個人の所有地の場合は、行政の立ち入りは難しい」と述べた。
議員は地域組織によって、伐採や竹炭づくりなどの取り組みが行われていることを紹介し、市民力を活用した対策を提案し、市の支援を求めた。
高崎市は「どのような支援が可能か、協議の場を準備している」と考えを示した。