復興だるまの売上を被災地の伝統工芸支援に
(2011年6月16日)
群馬県達磨製造協同組合が18日に現地へ
群馬県達磨製造協同組合(中田純一理事長)は、東日本大震災の被災者支援のために4月から5月に販売した「復興祈願高崎だるま」1200個の売上金128万6375円で、福島県と宮城県で甚大な津波被害を受けた国指定伝統工芸品の復興を支援する。
復興だるまの売上の内訳は、高崎駅での販売が83万8486円、ぐんまちゃん家が36万1589円、旅行業協会が8万6300円。
群馬県達磨製造協同組合の代表が18日(土)に福島県浪江町の「大堀相馬焼」と宮城県石巻市の「雄勝硯(おがづすずり)」を訪問し、売上金を直接手渡す予定になっている。
浪江町の「大堀相馬焼」は津波で21カ所の窯が全壊し、警戒区域のため、製造者全員が避難生活をおくっている。
石巻市の「雄勝硯」も、津波で製造者の自宅と工房が流失し、製造者が組合を発足させ、作業場の再建を計画している。
群馬県達磨製造協同組合では、「復興だるまを高崎市内の商店や自動車のダッシュボードなど多くの場所で目にする機会があり、協力していただいた皆様に感謝を申し上げます。一日も早い被災地の復興を切にお祈りいたします」と話している。