校庭とプール水の放射線量毎週木曜日に検査
(2011年6月14日)
高崎市教委がそれぞれ3校を抽出調査
高崎市教育委員会は、校庭とプール水の放射線量について、市内3校を抽出し、6月9日から毎週木曜日に検査を開始した。9日の測定結果を16日に発表した。
校庭の放射線量は、倉賀野幼稚園、西部小学校、大類中学校で測定され、地表の値で倉賀野幼稚園が0・081マイクロシーベルト/時、西部小学校が0・124マイクロシーベルト/時、大類中学校が0・056マイクロシーベルト/時となり、文部科学省が示す校庭の暫定基準値3・8マイクロシーベルト/時の100分の2から100分の3程度の値となった。
プール水の放射線量は、城南小学校、東部小学校で測定され、放射性ヨウ素131、放射性セシウム137とも、検出下限値の約20ベクレル/kgを下回った。
内閣府原子力安全委員会は、放射性ヨウ素は300ベクレル/kg、放射性セシウムは200ベクレル/kgを定めており、飲料水としても安心な数値で、水泳時にプール水を飲んでしまっても健康上支障はないと示している。
予定されていた片岡中は、施設整備でプール水を採取できなかった。放射性セシウム134の測定は6月16日採取分から行う。プール水の測定は9月第1週まで行う。