生食用食肉で焼肉店など立ち入り調査/高崎市
(2011年5月24日)
5月中に105施設を立ち入り調査
高崎市は、富山県で発生した腸管出血性大腸菌による食中毒事件に伴い、高崎市内で生食用食肉を扱う営業施設について、監視を強化し、立ち入り検査を実施している。
高崎市内で、調査対象となった焼肉店・焼き鳥店は75店あり、5月23日現在で、71店舗を立ち入り調査した。このうち生食用食肉を63店舗で扱っており、53店舗が提供を自粛、10店舗が提供を継続している。
卸売の食肉処理業者は30件あり、5月23日現在で22件を立ち入り調査した。生食用食肉を扱う業者はなかった。
今回の立ち入り調査で、高崎市は、衛生管理を徹底するよう指導を行い、衛生基準に適合しない場合は、生食用食肉の取り扱いを自粛するよう求めている。高崎市では、現行の基準は強制力がないため、指導に苦慮しているという。国が新たな基準を示すのを待ち、指導を進めていく考え。