下水汚泥・焼却灰を保管/阿久津水処理センター
(2011年5月17日)
汚泥の放射能問題、これからの対応は?
高崎市は、阿久津水処理センターの下水汚泥について放射能を測定した。5月9日に採取した脱水汚泥と焼却灰を測定した。
脱水汚泥は、放射性ヨウ素が110ベクレル/kg、放射性セシウム490ベクレル/kg(放射性セシウム134が230ベクレル/kg、放射性セシウム137が260ベクレル/kg、放射性セシウム136は検出されなかった)。
焼却灰は、放射性ヨウ素が100ベクレル/kg、放射性セシウム15000ベクレル(放射性セシウム134が7200ベクレル/kg、放射性セシウム137が7800ベクレル/kg、放射性セシウム136は79ベクレル/kg)。
県内の下水道処理施設における脱水汚泥の測定結果も、おおむね同様の数値となっている。
国が5月12日に示した考え方は、10万ベクレル/kgを越える脱水汚泥について保管を要するとしている。
阿久津水処理センターでは、通常は、セメント原料として焼却灰をセメント会社に搬出しているが、現在は同処理センター敷地内にコンテナボックスで保管している。高崎市は、県と協議し今後の処理を検討していく。当面は2週間に1度測定を続けていく。