震災被害の補修費など1億円超え/高崎市
(2011年5月20日)
小中学校の校舎や鳴沢湖の堤防など
高崎市は、東日本大震災で被害を受けた市有施設などの修繕費を4月1日までに緊急に措置し、5月18日の高崎市議会臨時会で承認を受けた。
特に緊急を要する対応としては、小中学校の受水槽や校舎の補修、山種記念図書館、公民館の壁・ドアの補修など、1回目の対策費として22年度予算の補正で767万円を3月18日に措置した。
時間を要する補修、工事では、斎場の非常用発電機設置工事1400万円、鳴沢湖堤防の調査170万円、東口ペデストリアンデッキ補修工事600万円、小学校校舎補修6000万円、中学校校舎補修1500万円など。小学校27校、中学校11校で被害があった。消防隊員による被災地の応援活動や、被災者の受け入れに要する費用も盛り込み、2回目の対策費として、23年度予算の補正で、総額1億1千万円を4月1日に措置した。今回の補正の財源は高崎市の財政調整基金から繰り入れた。