「古代エジプト神秘のミイラ展」が開幕
(2011年4月21日)
オランダ国立古代博物館のコレクションから厳選200点
高崎シティギャラリーで、「古代エジプト神秘のミイラ展」が21日から始まった。
同展は、オランダ国立古代博物館が所蔵する2万3千点以上に及ぶ古代エジプトのコレクションから厳選した約200点を紹介している。大きな見どころは、鮮やかな色彩のビーズ・ネットや護符に覆われた紀元前7~8世紀のミイラと壮麗な棺の数々。エジプトのミイラが群馬県内で展示されるのは今回が初めてとなる。
死者の来世での無事を祈って副葬した品々や、来世に復活するための呪文と美しい挿図が記された「死者の書」など、古代エジプトの神秘に迫る。古代エジプトの絵文字ヒエログリフの解読者であるフランスの研究者シャンポリオン(1790-1832年)のノートも初公開されている。
オープニング式典で松浦市長は「ミイラや美しい装飾品など永遠の命に思いを馳せながら展覧会を楽しんでほしい」とあいさつした。主催者と協賛企業の安藤株式会社・安藤震太郎相談役、ハラダの原田節子専務でテープカットを行った。
6月12日まで。会期中は無休。開館は午前10時から午後6時。入館は閉館30分前まで。
観覧料は一般1200円、高校生・大学生800円、小・中学生600円。