「高崎千年物語」を発刊/高崎市
(2011年3月2日)
広報高崎の好評連載を一冊に
高崎市は、広報高崎に平成18年2月から22年6月まで53回連載した「高崎千年物語」を一冊にまとめ、3月1日に発売した。
同書は、高崎市内に残る古墳や遺跡など、数多くの遺跡を通し、古代高崎の歴史を親しみやすくひもといた読み物。広報連載中から市民の評価が高く、連載が終わったら本にしてほしいという声も多かったという。市民の要望に応え、加筆修正を加えて出版した。
執筆者は、高崎市文化財保護課の若狭徹さん。若狭さんは、昨年、考古学振興に成果を上げた研究者に贈られる「濱田青陵賞」を受賞。最後まで興味深く、楽しんで読めるのは、若狭さんの筆力だ。古代より高崎の地は豊かな文化を誇っていたのだと、古代史のロマンを語り合いたくなる一冊。
A5判オールカラー130ページ。価格は税込み1000円。高崎市役所1階市民情報センターほか市内書店で販売。問い合わせは高崎市広報広聴課 TEL: 321・1111。