滞納対策「差し押さえ」も強化
(2011年3月2日)
前橋市を見習ってもっと厳しく?
高崎市は高崎市議会定例会一般質問で、田角悦恭議員の質問に答え、市税の滞納状況と対策について考えを示した。平成21年度の主な収納率は、市税約98%、国民健康保険税約88%、市営住宅約92%。
滞納者を減らすため、高崎市では、平成20年から組織の見直しを行っている。職員3名に加え嘱託5名で活動をしていたが、嘱託を9人に増員。戸別訪問による納付、督促の強化を行い、夜7時まで活動の時間を延長した。日曜も訪問。滞納者に対しては、督促、訪問、財産の差し押さえの順で収納を促している。高崎市では、不動産の差し押さえも以前より厳しく行う考え。
一方、滞納者の6~8割程度は年収が300万円未満の世帯。特に賃料未納による市営住宅からの退去に関しては、十分配慮しているという。田角議員は前橋市の差し押さえ件数が、本市に比べ多いことを例に出し、収納率を挙げる対策を、と要望した。