高崎市23年度予算を内示
(2011年2月10日)
中核市関連経費見込む。総額2469億2374万円
高崎市は、平成23年度予算案を10日に内示した。予算総額は2469億2374万円で、前年度に比べ、17億6852万円(0・7%)減少した。
一般会計は1562億9000万円で前年度に比べ29億円(1・8%)減少した。中核市移行に伴う経費が増加した一方、高崎経済大学法人化に伴い大学経費が22億円減、総合保健センター・中央図書館建設事業終了による72億円減などで、一般会計全体としては、前年度よりも減少となった。
一般会計の歳入は、市税では市民税個人が0・7%減、法人は17・3%増、固定資産税は3・0%減を見込んだ。23年7月から課税開始となる事業所税は5億2千万円を計上し、市税全体では前年度よりも1・2%増の560億6500万円となった。事業所税では、中小企業を対象に助成制度を創設した。
地方交付税は、中核市移行による新たな需要分24億円などを増額した140億円を見込んだ。歳出は、人件費が前年度よりも23億1345万円(9・6%)減の217億991万円。扶助費は子ども手当の一部引き上げ、生活保護費の増など、前年に比べ19億2112万円(7・1%)増の289億2034万円となった。
特別会計662億9255万円で、前年比1・0%増となった。介護保険特別会計は、給付費等の伸びで、5・8%増の237億3459万円となった。母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計を新設し、5219万円を措置した。
大型建設事業の減少などから市債発行高は、前年比28・6%減の123億6450万円となり、23年度の市債残高は1336億円、実質公債費比率は、8・8%と前年度よりも0・3ポイント低下した。