仏画の魅力にひかれ描き続ける/日本画家・小林さん
(2011年2月7日)
中豊岡町の小林さんが仏画展。9日までシティギャラリー。
高崎シティギャラリーで、中豊岡町の日本画家・小林律子さんの「東風・仏画展」が2月4日(金)から9日(水)まで行われている。入場無料。
小林さんは、油彩から二十歳過ぎに日本画に入った。仏画・仏像の工房に入り、長い歴史の中で描かれてきた仏画の魅力にひかれ、30年描いてきた。同展では、この10年の作品から40点を展示している。平安期の仏画から、明るく華やかな世界を感じたことなどがきっかけで描き始め、敦煌やチベット、インドも訪れている。
小林さんならではの、やわらかな構図が特徴。多くの仏画で脇役のような存在の天女をとりあげ、軽やかに飛び舞う姿が鮮やかに描かれた作品もある。小林さんは「お釈迦さまの教えは深く、絵で表現することは難しいが、これからも描いていきたい。考えている時間が一番たのしい」と話している。