高崎白衣大観音に赤い糸/縁結びの新名所に
(2011年2月14日)
小指を結ぶ30メートルの赤い糸。3月14日ホワイトデーまで
2月14日から、観音山の高崎白衣大観音で「赤い糸祈願祭」が行われている。観音様の小指と縁結びを祈願する人の小指を赤い糸で結び、願いが叶うように祈るもの。同院には光音堂という聖観音菩薩が本尊の六角堂があり、特に、縁結び・恋愛成就・良縁成就などの祈願をするとよいとされ、別名「一願観音」と言われている。赤い糸は、この六角堂から観音様、参拝者を結ぶもので、長さは30メートルにも及ぶ。
イベントは、NPO法人高崎ネットワーク(清水一也代表)が主催するもの。「観音様で中国の赤い糸伝説をバレンタインデーに合わせ、具現化することで、まちの活性化ができると思い、慈眼院のご住職に協力を依頼したところ、快く引き受けてくださいました。」と理事である熊野卓司さん。
橋爪良真住職は「お話をいただき、『観音様にカップルで来ると別れる』という風評を払拭する良いチャンスだと思いました。縁結びは恋愛だけでなく、人と人との結びつきを強めること。熊野さんたちとご縁ができたことは、今回のイベントのご利益とも言えるでしょう」と語った。
初日に訪れた新潟出身の女性と高崎出身の男性の大学生カップルは、イベントのことを知らずに訪れたが、糸を小指に巻きつけ、願い事をしていた。
祈願祭は3月14日まで。同会は、イベントがまちおこしに貢献できるようであれば、今後もずっと続けてゆくことも考えている。