クリーンエネルギー活用の課題把握を
(2011年2月9日)
三ツ寺公園で小水力発電の効果を実証調査
高崎市は、小水力実証調査を行っている。これは、総務省の委託事業「緑の分権改革」推進事業の一環として行われているもの。三ツ寺公園内の三ツ寺堤の北西部に設置され、発電機の出力調整を行いながら、発電量などのデータ収集をしている。
発電の規模は、出力 0・5キロワット、落差 1・5メートル。利用水量70リットル/秒、回転数1~1200rpm。三ツ寺堤には、上越新幹線・榛名トンネルから1日5000トン湧き水が引かれており、この水を利用している。発電された電力は、主にLED電飾の点灯に用いられている。
設置には河川法などの法手続きが必要で、水利権により設置場所が限定される。現在は検証の途中段階だが、高崎市では、季節や気象によって出力が変化すること、落ち葉の除去などの管理作業が予想以上に必要なことなどの課題があるという。