山名地区の優先整備へ/寺尾・藤岡線バイパス
(2010年12月8日)
県は山名地区の2・4キロを優先的に整備する考えを示した
群馬県議会11月定例会で、橋爪洋介議員は、県が事業着手を予定している主要地方道寺尾・藤岡線バイパスについて、県の考えを求めた。
寺尾・藤岡線バイパスは、寺尾町から根小屋町の高崎商科大学の横を通り、山名町のイーストタウン東側から鏑川を渡って藤岡市に至る9・4キロの計画とされている。鏑川には430mの橋が予定されている。
寺尾町地内では、450mが19年3月に開通しているが、その後の延伸については計画が示されておらず、高崎市も県に要望を行っている。
県は、「鮎川橋、鏑川橋の橋詰めが渋滞し、迂回車両が周辺の生活道路に進入するなど危険な状況が続いている」と事業化の必要性について、認識を示した。また、高崎市、藤岡市と事業を検討し、山名地区の2・4キロ区間を優先的に整備すること、交通量を見て4車線区間を2車線に見直し、コスト縮減をはかることなどの方向を示した。
県は「橋があるので多大な事業費が見込まれるが、地元の強い要望もあり、費用対効果も比較的高い数値なので早期の事業着手の必要性は十分認識している。準備作業をしっかりと進めたい」と述べた。