音楽はまちづくり/アートインキュベーションフォーラム
(2010年10月19日)
工藤さん、吉田さん、木山さん、多胡さん、司会=ラジオ高崎・野村アナ
トークとミニライブ。高崎を夢をかなえるまちに
高崎の音楽とまちづくりを考える高崎アートインキュベーションフォーラムが17日に高崎駅西口駅前特設ステージで行われた。木山裕策さんのミニライブと高崎出身の音楽プロデューサー吉田ゐさおさん、多胡邦夫さんらによるシンポジウムを開催し、会場内をはじめ、西口駅前のペデストリアンデッキ周辺に、大勢のファンが集まった。
フォーラムでは、「高崎と音楽・昔と今、これから」をテーマに語り合った。吉田さんと多胡さんは、10代の頃の音楽活動を振り返り、当時は「高崎駅前で歌っていたら、お巡りさんに怒られた」などと会場をわかせた。
「良い先輩たちがいたから、自分がいる。高崎に恩返しができないことが、いつも心にひっかかっていたが、ウタイストの審査員をしたり、こうして恩返しができることがすごくうれしい」「音楽はまちづくりから始まる」と、音楽を通じた高崎のまちづくりに意欲を見せた。また、オーディションなど、インキュベーション活動を継続していくことの大切さも強調していた。
木山裕策さんは38歳でデビューした経緯などの触れ「何歳になってもがんばろうという気持ちを持っていると元気なまちになる。多胡さんが生まれ育った高崎で歌うのを楽しみにしていた」とファンにこたえた。
吉田さんは「この土地で育った後輩に慕われる先輩になりたい。豊かな文化が高崎から生まれるきかっけになればいい」、多胡さんは「どんなところにチャンスが落ちているかわからない。拾う勇気があるかどうかだ。いろんな夢をかなえていける高崎にしてほしい」と、高崎の若者にエールをおくった。