学校図書事務取扱者の名称、待遇変更
(2010年10月20日)
高崎市は、現在の学校図書館事務取扱者を学校図書館指導員と名称変更し、雇用体制等を見直す案を10月15日の教育常任委員会で提案した。
同取扱者は、高崎市からの学校図書館運営補助金により、PTA会長が雇用し、勤務日数は職員と同様で1日6時間勤務。月9万4000円の報酬を受けていた。職務は図書の貸し出し、返却、修理、整理、図書館の環境整備等。傷害保険に加入ができた。名称変更後は、高崎市の第3種臨時職員として、教育委員会が選考のうえ雇用。同取扱者と同じ業務に加え、読書活動の支援、レファレンス、ほかの公立図書館との相互貸し出し事務などを行う予定だ。勤務日数は年240日、勤務時間は1日5時間45分。時給800円で交通費相当分として1日100円。労災保険、雇用保険に加入できる。
身分の変更をすることで、異動が可能になり、適材適所の配置が行えるうえ、職務の見直しをすることで読書・学習の支援が行えると、変更のメリットを述べた。
岸善一郎議員の「選考基準は」の問いに、学校教育課長は現取扱者に対しては、学校長の評価と市の職員による面接を行って選考すると答弁。追って、新規採用も考えるとのこと。
高橋みゆき議員からの質問の答弁によると、現取扱者は86名で来年度すべて採用する。
将来的には、司書教諭の資格を持つ人の採用を増やし、児童生徒の支援を強化してゆく予定。「司書が勤務した際の給与は」の高井俊一郎議員の問いに対しては「再考する」との答えであった。