全国から400人が参加交流/エコアクション21
(2010年10月20日)
中小企業向けの環境マネジメントシステムとして普及
環境省が中小企業向けの環境マネジメントシステムとして、2004年に制定した「エコアクション21」の全国大会が、16日、17日に市内ホテルで行われ、全国から400人を越える参加者が集まり交流した。
エコアクション21は、制度開始から7年目を迎え、環境マネジメントシステムのISO14000シリーズよりも、低コストで実践的であることから、中小企業に適していると普及が進んでいる。企業の対外的なイメージづくりや受注面でも効果的で、発注元企業からの要件に、ISOに準ずる認証としてエコアクションが認められるケースも増えている。認証・登録事業者は、全国で5500社を超え、群馬県だけでも170社ほどとなっている。高崎市内では、卸商社街が組織的にエコアクションに取り組むなど、全国でも先進的に実践されている。
大会では、事例をもとに報告や意見交換が行われ、熱心に受講する参加者の意欲が伝わった。懇親会では、群馬交響楽団創立メンバー風岡裕子さんのピアノ演奏と育英短期大学学生による太鼓演奏で、全国からの参加者を楽しませた。
全国大会は、今回の群馬県大会が5回目。地域事務局の持ち回りで毎年開催され、群馬では、事務局のNPOぐんまが主管し、大会実行委員会(委員長:西薗大実・群馬大学教授)を組織して準備してきた。
参加者からは、「申請や審査、判定についての具体的な事例を学べて参考になった。これからの環境活動に生かしていきたい」と好評だった。
来年の大会は、金沢市で開催される。