製造業・建設業が牽引し業況改善/たかしん調査
(2010年10月15日)
高崎地区349社を対象に調査
高崎信用金庫の景気動向調査で、高崎地域の景気動向が昨年の夏から、改善を続けていることが示された。
この調査は、高崎信用金庫が顧客349社を対象に3カ月ごとに実施している。
調査では、各企業から得た景況実感で「業績が良い」とする回答数から、「業績が悪い」とする回答数を差し引いて算出した業況判断指数(DI)で推移をとらえている
平成20年秋のリーマンショック以降、DIは落ち込みんだ。DIは、21年4-6月期で△68が底となり、21年7-9月期から今期の22年7-8月期まで、5期連続で、前の月よりも改善している。
今期のDIは△37で、前の期に比べプラス10と大きく改善した。製造業、建設業などの業況改善にによって全業種で上向き、リーマンショック直前とほぼ同じ水準まで回復した。
高崎信用金庫では、エコカー補助金などの政策効果から、製造業の回復が大きく、改善を牽引していると見ている。
一方、今後の見通しについては、回復基調の継続を見込んでいるものの、エコカー減税の終了や円高、海外経済の不透明感などから、回復幅は鈍化しているようだ。