菊地成孔「映画と映画音楽と音楽」公開録音
(2010年10月14日)
高崎音楽祭出演の菊地さんと、志尾さん、佐藤さんが対談
ラジオ高崎は、10月13日に「菊地成孔 映画と映画音楽と音楽」公開録音をシネマテークたかさきで行った。
ジャズサックス奏者である、菊地さんは、11月2日(火)午後6時30分から高崎文化会館で、高崎音楽祭のプログラムとして「菊地成孔とペペ・トルメト・アスカラール”女の中にいる他人”」を開催予定。当日も演奏する楽曲を含め、自分の音楽観を語った。
第1部は高崎映画祭のディレクターで、シネマテークたかさきの支配人である志尾睦子氏と対談。菊地氏は、映画音楽も多数手がけているため、話題は映画のことになった。幼い頃の住まいの隣には映画館があったという菊地氏。「映画とは自分にとって何か」という質問に志尾氏に「人生の半分」と言い切った。
第2部は、佐藤良明氏と対談。佐藤氏は、高崎市出身のアメリカ文学者で、元東京大学教授。著書の中には『J-POP進化論-「ヨサホイ節」から「Automatic」へ(平凡社新書)』、『これが東大の授業ですか。(研究社)』『ビートルズとは何だったのか(みすず書房)』など、ロックやJ-POPに関するものもある。ロックやJ?POP、HIPHOPなどについて語るうちに、白人文化、黒人文化の音楽観の話題に。菊池氏は、今回白人音楽にはない、が黒人音楽、民族音楽によく使われる5拍子のよさを力説。「ロックやポップスをしのぎ、ジャズ再支配の時代を」と菊地氏は意気込んでいた。