吉井CCでの熱い3日間終わる
(2010年10月11日)
赤毛のアン、朴仁妃にプレーオフで勝利
10月10日、吉井カントリークラブで、日本女子ツアーの第27戦「SANKYOレディースオープン2010」の決勝ラウンドが行われた。出場人数は50名。最終日は、雨の予報にもかかわらず、晴れ。24.7度、東南東の風、風速2メートル。汗ばむくらいの陽気であった。
接戦の末、アン・ソンジュとパク・インピの韓国勢が、ともに、5アンダー、通算10アンダーでプレーオフ。18ホールで、繰り返しプレーを行った。パク選手は、3打目がグリーンにボールが乗ったものの、池に入ってしまった。いっぽう、アン選手は、1打目は280ヤード越、3打目でグリーンに乗せ、パー。アン選手が優勝となった。優勝は今季3度目。1億円を突破し、今季の賞金女王獲得に向けて一歩前進。2位選手に4000万円以上の差をつけた。アン選手は今大会に髪を赤く染めて現れた。日本のファンに覚えてもらいたいので、赤毛を思いついたそう。
注目選手では、ノーボギーで3ストローク伸ばした馬場ゆかりが通算7アンダーの単独3位。通算5アンダー単独5位は不動裕理。通算4アンダー単独6位には北田瑠衣が続いた。横峯さくらはダブルボギーを15ホールで出してしまい、通算2オーバーの21位タイ、諸見里しのぶが通算3オーバーの24位タイに終わった。
表彰式は女優の沢口靖子さんがゲストとして登場。優勝が決定していたときは、涙を浮かべていたアン選手もトロフィーを受けとったときは満面の笑みを浮かべていた。
当日はたくさんのギャラリーで賑わい、県外からの観客も多かった。お土産用情報には、「ハラダのラスク」や「オランダコロッケ」などの名前が挙がっていた。