北関東道の来年GW全線開通/北関東3県観光PR活発に
(2010年10月6日)
北関東自動車道の最終工事区間の太田桐生ICから佐野田沼IC間が、平成23年のゴールデンウィーク前に完成し、全線開通する見通しとなっていることから、北関東3県の観光PRの動きが活発化の兆しを見せている。
10月には、ららん藤岡、茨城県「ひたち海浜公園」、栃木県庁で行われる『とちぎ食と農ふれあいフェア』などで、北関東道のPR活動が行われる。
また、群馬県では、東北からの誘客を図るため、10月に映画「フラガール」の舞台となったスパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)で群馬県観光展を開催し、5日にフラガール2人が県知事を表敬訪問した。県では、スパリゾート内に観光PRブースを設け、23日間の期間中に10万人のPR効果を期待している。
北関東自動車道は、高崎市から茨城県ひたちなか市までの延長150キロで、太田桐生ICから佐野田沼ICまでの18・6キロが未開通区間として残っている。
平成21年度の北関東自動車道の通行台数は、一日当たり60397台で、上信越自動車道の59957台をやや上回る数値となっている。
既に開通している栃木県や茨城県では、東北道や常磐道に接続され、行楽施設への来場者が14%から35%増加していることや、沿線での工業団地や大型商業施設の整備が進んでいることなどが報告されている。また前橋市には、前橋南ICの南側に県内最大級と言われる「パワーモール前橋みなみ」が12月にオープンする。