豊かな絵本の世界を原画でたっぷり
(2014年2月3日)
20周年記念でましませつこさん、林明子さんの原画など
NPO法人時をつむぐ会の絵本原画展が20周年を迎え、記念展となる「ましませつこ展 わらべうたの世界 やさしい声ではいどーぞ」が1日(土)から高崎シティギャラリーで始まった。
ましませつこさんの「あがりめさがりめ」など、和紙の型紙や切り絵で描く日本の伝統的な色彩と感性が調和した画風を紹介。林明子さんの貴重な原画や「こんとあき」で知られるきつね「こん」の自作ぬいぐるみ、新作「ひよこさん」なども展示されている。
過去に紹介した原画の絵本展示コーナーでは、手にとって読むことができる。「はじめてのおつかい」に登場する商店の再現など見どころがいっぱい。会期中は毎日、わらべうたが午前10時と午前11時の2回行われる。高崎市の染色家・吉村晴子さんの作品も紹介されている。
同会代表の続木さんは「20年を迎え、やり続けてきたことがすごいことだと感じている。皆さんが応援してくださったから続けてこられた。20年たち、私たちも孫を持つ年齢になった。始めた頃は子どもだった人たちが、今はお父さん、お母さんとして関わってくれ、若い世代が大きな力になっている」と20年を振り返っている。
入場料は大人800円、子ども500円(4歳以上18歳未満)。2月11日(火)まで。開館は午前10時から午後6時。入館は午後5時30分まで。
問い合わせは時をつむぐ会090-5537-4006。