見直し求める県民の会が発会/県のコンベンション施設計画で
(2014年1月28日)
計画の問題点を訴えすそ野拡大を
群馬県が高崎競馬場跡地で進めているコンベンション施設の計画見直しを求める集いが27日に高崎市内で開催され、約40人が参加した。
主催の「高崎競馬場跡地へのコンベンション施設建設を考える会」は、これまで準備会として活動を行ってきており、計画の問題点を訴えるビラ1万枚を配布するとともに、アンケートを行った。
集いでは、準備会から群馬県が示しているコンベンション需要に対する疑義や、広く市民、県民の声を聞いて整備する施設を決めるべきだなどの考えが示された。
代表を務める女屋さんは「競馬場の近くに住んでおり、廃止される時に、今後どうなるのか関心があった。県民、市民が中心になって、この土地を使うことが大切だ」と述べた。
参加した角倉県議、伊藤県議は、投資に見合う回収ができるのかという疑問点や、年間運用維持経費がどれだけ必要か不明であることなど、県議会での内容を報告した。その上で、「保守系の中にもコンベンション施設建設に疑問を持っている県議もいる。反対議員が堂々と声を上げられるような世論形成が必要」と訴えた。
参加者からは、高崎市の都市集客施設との関係や、見直す視点として都市を活性化させる方向も必要、などの意見が出された。
準備会では、この日の集いを第一歩とし、正式に会をスタートさせたいとしている。