都市集客施設の子ども図書館に期待の声
(2013年11月1日)
設立有識者会議で意見交換
高崎市がJR高崎駅東口に計画している都市集客施設のビジネスゾーン内に新たに盛り込まれた「子ども図書館」について、市民や子育て関係者の意見を聞く「有識者会議」の第1回会合が、30日に高崎市役所で開かれた。
有識者会議の委員は13人で、座長に高崎市社会福祉協議会の松橋会長、副座長に高崎市医師会の桐生恵美子事務局長が選任された。
議事では富岡市長や高崎市の担当者から施設の説明を受けながら、意見交換を行った。この「子ども図書館」は、高崎駅に近い利便性を生かし、まちなかでの買い物などにあわせて親子で立ち寄ってもらえる交流の場をめざすもので、高崎市では、子育て支援機能も盛り込んでいきたい考え。
富岡市長は、「施設の規模や費用などは、まだ未定だが、高崎にふさわしい施設を整備していきたい」と述べ、委員の自由な意見を求めた。
子ども図書館の構想について委員からは評価と期待が寄せられた。「若いお母さんから、期待の声が聞こえている」、「子どもの年齢にあわせて楽しめる施設にしてほしい」などの意見が出された。また、この施設の利用対象とする子どもの年齢や市内6つの図書館・公民館図書館との役割分担なども委員から、課題として指摘された。また。子ども図書館の名称についても、公募などで親しめる名称を検討してはどうか、などの提案もあった。
有識者会議は、年内に3回程度開催され、意見をまとめる。
都市集客施設については、新ホール「高崎文化芸術センター」を核にした東エリアと、商業施設やビジネス支援機能などを核にした西エリアで構成され、現在、高崎文化芸術センターの設計者選定が進められている。
西エリアのビジネスゾーンは地権者等による再開発事業として計画されており具体化はこれから。富岡市長の説明によれば、ビジネスゾーンの建物は、1フロアあたり7千㎡で、一般的には、低層に商業施設が入るとされる。子ども図書館は、フロアの3分の1程度を考えている。配置などについては、施設全体の動線を考慮し設計段階で検討していく。