高崎市の工業出荷額12%減少
(2013年10月10日)
電子部品産業で大きな落ち込み
群馬県がこのほど公表した平成24年工業統計調査(平成24年12月31日現在)の速報で、群馬県内では事業所数、従業者数、製造品出荷額等など主要な項目全てで、前年を下回ったことが示された。
群馬県内の事業所数は前年よりも501少ない5409事業所、従業者数は前年よりも3891人少ない19万2912人、製造品出荷額等は前年よりも1581億円少ない7兆2251億円、付加価値額は前年よりも5699億円少ない2兆2397億円となった。
業種別の製造品出荷額等では、プラスチックで1200億円を超える増加があったが、電子部品、輸送機器、生産用機器でそれぞれ1000億円を超える減少となった。
市町村別の出荷額では、太田市が1兆7200億円(前年比6・6%減)、伊勢崎市が1兆1667億円(前年比8・9%増)、高崎市が6910億円(前年比12・9%減)となっている。
高崎市の製造品出荷額等は、前年よりも約1000億円減少した。高崎市の主要産業は、化学1508億円(前年比1・3%増)、食料品1294億円(前年比14・1%増)、電子部品604億円(前年比61・4%減)が上位を占めているが、電子部品の出荷額が、前年よりも960億円減少し、半分以下に落ち込んだことが高崎市全体の出荷額に大きく影響した。