雑紙リサイクルで1万5千トンのごみ削減に
(2013年9月25日)
市民の「ひと手間」がリサイクル率アップに
一人当たりのごみの排出量で群馬県が全国ワースト2位となり、高崎市の市民一人当たりのごみ排出量も全国平均よりも多いことから、高崎市議会一般質問で、木暮孝夫議員の質問に答え、紙ごみの減量化について高崎市が考えを示した。
24年度の場合、燃えるごみ約11万8千トンの中に混入している雑紙をごみとして捨てずに、資源としてリサイクルした場合、年間1万5千トンのごみ節減になると、高崎市は試算結果を示した。
雑紙はお菓子の箱や包装紙、ラップの芯などで、封筒や手提げの紙袋などに入れ、ひもで縛って排出してもらうことになっているが、高崎市内ではあまり浸透していないのが現状だ。
高崎市では、平成24年度に回収した資源物が2万182トンで、焼却されている雑紙が1万5千トンとすれば、古紙類の適切な資源回収が、リサイクル率アップのカギになると考えている。雑紙がリサイクルできることを市民に知ってもらい、資源として分別することが必要となっている。
木暮議員は、雑紙を資源リサイクルする運動が必要とし、市の対応を求めた。
市では広報たかさき9月15日号の特集を皮切りに、環境保健協議会や区長会、くらしの会、婦人会など市民団体を通じて啓発を実施していきたい考え。また、長寿会や育成会など廃品回収を実施している団体に、雑紙が有価物として回収できることを再確認してもらうよう周知をはかっていく。