里山の竹やぶ6万㎡を清掃美化
(2013年10月7日)
整備前
作業中
整備後
市民の力を生かした「里山元気再生事業」
地域の里山で放置され、荒れている竹やぶを整備し、有害鳥獣が出没しにくい環境を作ろうと、高崎市が今年度から開始した「里山元気再生事業」が大きな成果を上げている。
この事業は、地域の竹やぶなど1000㎡以上の面積を住民が整備する場合、かかった費用のうち30万円を上限に補助するもので、翌年度から3年間は、元の状態に戻らないよう、維持管理してもらうもの。
高崎市は、市内15地区での整備を計画していたが、21地区から要望があり、高崎市では要望があった全ての地区で事業実施してもらえるように措置した。
要望があったのは、倉渕地域5地区、箕郷地域4地区、榛名地域8地区、吉井地域4地区。総面積は約6万㎡。
今までイノシシ等が出没し、野菜や稲が荒らされていた地域では、この事業によって「出没が少なくなり農作物被害が減少している」などの声が聞こえ、竹やぶ対策に苦慮している地域から問い合わせがあるという。