消防団に学生分団を設置
(2013年9月13日)
10月から市内の4年制5大学に
高崎市は、消防団員の減少と高齢化が進み、地域の消防力、防災力の低下を防ぐため、若い世代に対して消防団に理解を深めてもらおうと、10月1日から、市内の4年制大学に学生分団を設置する。
学生分団が設置されるのは、上武大学、高崎経済大学、高崎健康福祉大学、高崎商科大学、パース大学で、定員は20人。
活動内容は、広報活動と災害支援。広報活動は、防火・防災に関する広報活動、福祉施設・幼稚園・保育所園等への訪問と防災指導や救命講習、消防団員募集の広報、消防団イベントの企画立案。
災害支援では、消防職員の活動の後方支援、救急救護等の後方支援、災害時の情報収集と伝達、避難者支援、物資補給、救援ボランティアの受け入れ支援。
高崎市では、学生分団の設置によって、消防組織の活性化や次世代の育成、消防団員の高齢化の抑制・充足率低下の解消、若い世代への防災意識の普及啓発、学生が地域貢献に誇りを持てる、高崎市の学生分団の経験を生かし、卒業後も各地元で消防団に入団し、全国的な団員確保に貢献できる、といった効果が期待できると考えている。