新駅・高前幹線などに期待/高崎操車場跡地整備
(2013年9月10日)
平成26年度から下之城公園整備に
高崎市は、6日の高崎市議会一般質問で、根岸赳夫議員の質問に答え、高崎操車場跡地のJR新駅設置、高前幹線整備について、考えを示した。
高崎操車場跡地は、区画整理事業の伸展により、企業立地と住宅の集積が進み、高崎市の新たな拠点として整備が進んでいる。新駅は重要な交通結節点となることから、設置が期待されている。
高崎市は、「JR東日本と協議を始めており、新駅設置に向けて一層の努力をしたい」と述べた。
新駅の計画地直近の下之城公園は、平成26年度から整備していく。
根岸議員は、線路によって分断されていることが市の発展において課題になっていると指摘し、高前幹線のJR横断について今後の開発計画をただした。
高前幹線は、前橋市の江田天川大島線と高崎市新保田中町で接続し、新保町、上大類町、上中居町、下中居町へ経て、下之城町で国道17号バイパス・JR線とアンダーパスで縦断、下佐野町から新橋で烏川をわたり、根小屋町で主要地方道寺尾・藤岡線に接続する。高崎市と前橋市を結び、高崎市を南北に縦断する重要な幹線として計画され、総延長は8,810m。東貝沢町の東側などで一部路線が開通し、まもなく上中居町・下中居町区間を国道17号バイパスに接続させる。下之城町で国道17号バイパスとJR線の両方をアンダーパスで通過する計画となっている。
JR線北側については、暫定的に国道17号バイパスとは平面交差で接続する。国道17号線と下之城1号線を高前幹線で接続したいと考えている。南側も、高前幹線を平面で整備し、高崎玉村線と接続する。新駅の設置にあたっては、南北自由通路も整備し、歩行者の往来を円滑にする考え。
高前幹線のアンダーパスには多額の費用がかかることから、この路線を県道に昇格し、県事業とするよう、県に要望している。