小栗公に捧げる吹奏楽曲を初演
(2013年5月27日)
小栗まつりで倉渕中音楽部
倉渕ゆかりの幕末の偉人、小栗上野介公を偲ぶ「小栗まつり」が26日に小栗公の菩提寺の東善寺と倉渕小学校体育館で行われた。
小栗公の没後145年となった今回は、開会式の特別演奏として、小栗公をたたえる吹奏楽曲「小栗のまなざし-小栗上野介公に捧ぐ」を、倉渕中学校音楽部が披露した。
この曲は東善寺の村上泰賢住職の発案で、指揮者の松元宏康さんを通じて、全日本吹奏楽連盟の作曲コンクールで受賞している福田洋介さんが作曲した。4月に完成し、倉渕中の音楽部は、小栗まつりで来場者に聞いてもらうため、猛練習を重ねてきた。今月7日には、松元さんと福田さんが倉渕中を訪れ、演奏の指導も行っている。
大河ドラマのテーマ曲のような雄大な曲で、ストーリー性にもあふれ、演奏した倉渕中音楽部に来場者は喝采をおくった。
主催の小栗上野介顕彰会・市川平治会長は「この曲は倉渕中学校のためのオリジナル曲で、明日を担う中学生が誇りを持って演奏し、小栗公を理解する一助になることと思います」と期待した。
富岡市長は「小栗まつりは、小栗公を学ぶとてもいい機会になっています。先人を学び、思いを馳せることはとても大切であり、高崎市が進めている小栗の里整備では、倉渕産の木材を使い、小栗公ゆかりの地にふさわしい施設にしていきたいと考えています」とあいさつした。
法要のほか歴史講演会、コンサート、地元特産物などを販売する昼市などが開催され、会場は終日にぎわった。