「榛名町誌」全8巻を刊行
(2013年3月8日)
榛名地域の歴史、自然、民俗文化を網羅
榛名地域の歴史、自然、民俗文化を網羅した「榛名町誌」の最終巻となる「通史編下巻(近世・近代現代)」がこのほど刊行され、全8巻が完成した。
榛名町誌は、旧榛名町の町制50周年事業として平成13年度から取り組まれ、合併後は高崎市が編さん事業を引き継いだ。
榛名町誌では、パワースポットで脚光を集めている榛名神社や里見八犬伝で知られる里見氏、武田氏と上州の覇権を争った長野氏などを紹介しているほか、初めて公開される資料も数多く掲載している。
本郷町の「しどめ塚古墳」の遺物や、上里見町の神山地区に江戸時代の中頃に20年間だけ存在した陣屋など、初めて図や写真で示される資料、これまで目にすることができなかった資料が掲載されている。資料をふんだんに盛り込み、新しい地域像を描き出している。
各巻ともB5版で3500円。購入は高崎市役所市民情報センター=電話027・321・1230、榛名支所地域振興課=電話027・374・5117。市民情報センターは、郵送購入も可。