「のぞみの園」が環境大臣賞
(2013年1月9日)
「みどり香るまちづくり」企画コンテスト
環境省主催の第7回「みどり香るまちづくり」企画コンテストで、独立行政法人国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」が、最高賞の環境大臣賞を受賞した。
このコンテストは、香りの樹木や草花を使って、良好なかおり環境を創出する地域の取り組みを環境省が支援するもので、平成18年度から行われている。今年度は全国から37件の応募があった。
「のぞみの園」では、園内のぐるりんバス停周辺に「香りでつながる共生社会」をテーマに、樹木を植えて緑の公園とすることで、バスを待つ人たち、観音山を訪れた人たちに心地よい時間を過ごしてもらうことを狙った。バラやロウバイ、ライラックを植える「ときめきゾーン」とラベンダー、ローズマリーなどのハーブを中心とした「癒しゾーン」を計画している。多くの人が利用するバス停であることや、計画のコンセプト、四季を通じて香りが楽しめる樹種の多さなど、他にない計画内容として評価された。
この取り組みを通じて障害者施設を身近に感じてもらい、障害者に対する理解と地域との交流を深めていきたい考え。