福田氏に幅広い支持、4区を制す
(2012年12月17日)
高崎市投票率、前回に比べ10%下回る
16日の衆院選で、新人4人の戦いとなった群馬4区は、福田達夫氏(自民・新)が高崎市で72483票、4区で93220票を獲得し当選した。
問屋町の福田選挙事務所では、午後8時過ぎに、福田氏の当選確実が報じられると、大きな歓声が湧き起こった。
福田氏は、選挙戦で枯らした声で「皆様のおかげで勝ち抜かせていただきました」と支持者に礼を述べ、頭を下げた。
福田氏は「私を選んでいただいたことを重く感じている。ここが終着点ではなく、スタート地点、すべてはここから始まると思っています。先達の思いもしっかりと受け止めた上で、新しい地域、新しい日本、強い日本を作ります」と決意を語った。
福田氏は、記者団のインタビューで、赳夫氏、康夫氏と三代にわたる議席を守ったことについて「引き継いだという意識はあまりない。先輩2人がいて、守ってきた政策をしっかりと受け止めながら、高崎、藤岡、奥多野の地域を伸ばしていきたい。地域を強くすることで、政治の信頼を取り戻したい」。また、外交については「日本の政治を安定させた上で、多くの中国の友人たちとのつながりがあるので、しっかりと信頼関係を作り貢献したい」と考えを述べた。
高崎市の投票率は4区59・21%、5区56・38%となり、前回衆院選の4区70・48%、5区68・92%から、それぞれ10%以上ポイントを落とした。群馬県の投票率は過去最低の57・33%となった。
【高崎市投票率】
○群馬4区(高崎・新町・吉井)=59・21%。
○群馬5区(倉渕・箕郷・群馬・榛名)=56・38%。
【得票数】
○群馬4区
福田達夫(自民・新)4区=93220。高崎市=72483。
宮原田綾香(維新・新)4区=42536。高崎市=34470。
青木和也(民主・新)4区=17336。高崎市=14221。
萩原貞夫(共産・新)4区=14174。高崎市=11849。
○群馬5区
小渕優子(自民・前)5区=134685。高崎市=27031。
小林人志(社民・新)5区=22603。高崎市=4860。
糸井洋(共産・新)5区=17036。高崎市=3916。
○比例代表
日本維新の会=37229。
公明党=20115。
みんなの党=15327。
社会民主党=3840。
幸福実現党=545。
自由民主党=55213。
民主党=20500。
日本共産党=10809。
日本未来の党=8669。