孤独死ゼロをめざし見守りシステム
(2012年12月11日)
24時間体制で対応
高崎市は、ひとり暮らしの高齢者の住まいに「緊急通報装置」などを設置し、地域による見守り体制を強化しながら、高齢者の孤独死ゼロをめざしていく考えを示した。
この「高齢者等あんしん見守りシステム」事業は、病気などで日常生活に不安や支障のあるひとり暮らしの高齢者などの自宅に、体調が悪くなった時の「緊急通報装置」と一定時間、人の動きがない場合に通報する「安否確認センサー」を設置するもので、通報は、24時間体制のセンターが受信し緊急時には、現場に駆けつけるなどの対応を行う。
見守りシステムの通報は、近隣の住民や地域の民生委員にも設定することができ、地域による支え合いの強化を図っていくことができる。
対象は、親族による日常的な支援が受けられないひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯で、システム機器の設置や利用料は無料、通信料は自己負担となる。
高崎市が抽出した対象者は約300世帯で、広報高崎12月15日号で募集するほか、地域の民生委員が対象者を訪問して説明を行う予定。市が抽出した世帯以外でも、民生委員が必要と判断した場合は、設置を勧めていく。