県立学校の給食食材から放射性物質は検出せず
(2012年5月24日)
県立学校給食食材の放射性物質検査
群馬県は24日に県立学校の給食食材の放射性物質検査結果を公表した。
これは群馬県教育委員会が学校給食の安心を確保するために、平成24年4月から県内5教育事務所に放射性物質測定器を設置して食材の検査を行っているもの。なお、この検査は検査者が学校給食の食材としての適否を判断するために行うもの。
高崎市内では、県立みやま養護学校で使用される茨城県産のピーマン、県立二葉養護学校で使用される群馬県産の玉ねぎが22日に検査され、ともに放射性物質は不検出だった。また、桐生市の県立あさひ養護学校で使用される栃木県産の人参も検査されたが、不検出であった。
検査結果は以下の通り。
検査日 | 学校名 | 検査食材 | 生産地 | 放射性セシウムの濃度(Bq/kg) | |
---|---|---|---|---|---|
セシウム134 | セシウム137 | ||||
H24.5.22 | 県立みやま養護学校 | ピーマン | 茨城県 | 検出せず(10.0) | 検出せず(10.5) |
H24.5.22 | 県立二葉養護学校 | 玉ねぎ | 群馬県 | 検出せず(7.8) | 検出せず(7.9) |
H24.5.22 | 県立あさひ養護学校 | にんじん | 栃木県 | 検出せず(11.9) | 検出せず(12.9) |
※基準値:放射性セシウム(セシウム134とセシウム137の合計)100Bq/kg
※「検出せず」とは、放射性物質が存在しない、または()内に記載した検出限界値を下回ったことを示します。なお、検出限界値とは、測定において検出できる最小値であり、放射能の特性として同じ食材で測定しても、検体ごとに変わります。