議長に岩田寿氏、副議長に後閑太一氏/高崎市議会
(2012年5月17日)
最大会派「新風会」正副議長譲らず
17日の高崎市議会臨時議会で、高崎市議会は、正副議長選挙を行い、議長に岩田寿氏(54歳)、副議長に後閑太一氏(58歳)を選出した。岩田氏は平成15年に高崎市議会議員、3期目。後閑氏は平成6年に榛名町議、高崎市議は3期目。岩田氏、後閑氏は共に新風会に所属。高崎市議会では、慣例で毎年5月の臨時議会で正副議長が交代している。
議員数41人で、会派は、保守系最大会派の新風会が過半数の22人、たかさき市民21が7人、公明党5人、新高崎クラブ3人、日本共産党高崎市議団3人、改革クラブ1人。 議長選では、岩田寿氏(新風会)22票、木暮孝夫氏(公明党)13票、後閑賢二氏(新高崎クラブ)3票、竹本誠氏(共産党)3票。
副議長選では後閑太一氏(新風会)23票、高橋美奈雄氏(たかさき市民21)12票、大竹隆一氏(新高崎クラブ)3票、依田好明氏(共産党)3票。
今回、たかさき市民21と公明党が歩調を合わせて正副議長選に臨んだが、過半数を握る新風会には届かなかった。両会派の共同歩調には、平成18年から今回を含めて7回連続で新風会が正副議長を独占していることへの批判と見られる。かつては、副議長は保守系最大会派以外からも選出されていた。平成17年に革新系の吉井照雄氏が無所属となって議長に選ばれたのが最後で、以降は新風会が譲らないかたちとなっている。会派の力関係とは言うものの、他会派からは「高崎市議会全体として人材を生かすべきだ」と不満の声も聞こえている。