子どもたちに防災頭巾/24年度の防災対策で
(2012年3月15日)
子どもたちを守る対策を急ぐ
高崎市は、平成24年度に取り組む防災対策の一つとして、保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校の全ての子どもたちに防災頭巾を配布する考え。
富岡市長は、8日の高崎市議会・総務教育常任委員会で、「大地震などの災害時に、子どもたちの頭を守ることための対策を急ぐ必要がある」と説明し、防災頭巾の配布を決めたという。
防災頭巾は、教室の机の引き出しに入れておくなど、万が一に備え、子どもたちがいつでも取り出せるようにしておく。
防災頭巾は高崎市からの「貸し出し」というかたちを取るが、富岡市長は、「他の子どもが使った頭巾を使い回すのは、今の時代にそぐわないのではないか」と考えており、 実質的には子どもたち一人ひとりが個人使用し、卒業する時に、家庭に持ち帰ってもらうことになるようだ。
防災頭巾は、普段は「座ぶとん」として使えるものなど、いくつかの種類があり、「品物についてはこれから選んでいきたい」と市長は話している。