消防団の充足率89.8%
(2012年3月5日)
高崎市議会定例会一般質問
5日の高崎市議会定例会一般質問で、林恒徳議員の質問に対し、高崎市は消防団員の充足率が89.8%と報告した。
高崎市消防団の定員は1,520人。平成24年1月1日時点での団員数は1,365人。
現在、全国的に消防団員が減少しており、高崎市でもその傾向にある。要因として、過疎化、少子高齢化などの人口減少、地域の若者が消防団に入らなくなったこと、消防の常備化が進んだことなどが考えられる。また、消防団のサラリーマン化、高齢化が進み、分団長、副分団長の負担割合が大きくなっている。市内では高崎地域の消防団員の充足率が他地域にくらべ低い。
市は、「これまで、広報やラジオ高崎などメディアを使った募集を行ってきたが、若者に向けた募集強化が必要」と述べた。
また、2日の大竹隆一議員の質問で、市は、吉井方面隊について、分団数が多いため、1個分団あたりの団員数が少なく、活動に支障をきたす恐れがあることから、地元住民の了承を得て、現在の12分団から7分団へと所轄地域も含めて再編成する方針も報告された。
吉井地域の1個分団平均の団員数は16人で、市全体の平均24人を下回っている。再編後は25人になるという。1個分団あたりの団員数を増やすことで機動力の向上をはかる。
各地域の消防団員数は以下の通り。
定員 | 実員 | 充足率 | |
---|---|---|---|
高崎地域 | 554人 | 462人 | 83.39% |
倉渕地域 | 178人 | 166人 | 93.26% |
箕郷地域 | 113人 | 102人 | 90.27% |
群馬地域 | 138人 | 137人 | 99.28% |
新町地域 | 87人 | 80人 | 91.95% |
榛名地域 | 257人 | 238人 | 92.61% |
吉井地域 | 193人 | 180人 | 93.26% |
全体 | 1,520人 | 1,365人 | 89.80% |