高崎市善行青少年表彰式
(2012年3月8日)
人命救助や環境美化など
高崎市防犯協会は、3日に高崎市役所内で平成23年度「善行青少年表彰式」を行った。人命救助や環境美化など市内の小中学生の善行に対し個人の部33人、団体の部2団体を表彰した。
横山芳房理事長は、あいさつで市長のメッセージを紹介し「やさしい思いやりにあふれ人命救助や環境美化など他の模範となります。一人ひとりの地道な行動が地域の結びつきを強め、安心安全な地域社会の創造につながります」と話した。
高崎警察署の正田一男署長は「困った人や命に危険があった人にとっさの判断で声をかけてくれた。他人を思いやるやさしい心を持って育ってほしい」、高崎市教育委員会の飯野教育長は「いじめをなくすのも、やめようよと言うことが一番の方法になります」と、子どもたちの行動を讃えた。
受賞者を代表して、宮田賢優君は「日頃から人としての生き方や、大切なことを教えてくれた周りの人たち、育ててくれた両親に感謝しています。人間的にも成長し、周囲の方の役にたっていきたいです」と謝辞を述べた。
受賞内容は次の通り。
個人の部
◇東小 (1人)=自宅近くの川沿いの除草活動を自発的に継続して行い地域の環境美化に貢献している。
◇塚沢小(2人)=道路に落ちていた現金を拾い、困っている落とし主の気持ちを考えながら学校へ届けた。
◇城山小(3人)=避難生活を送っている被災者の方の気持ちを理解し、思いやりのある声掛けを行い、心の支えと励ましを与えた。
◇長野郷小(1人)=地域の方が行っていた資源ごみの運搬作業を自発的に協力した。
◇片岡中(5人)=買い物先がわからず困っている外国人に対し、会話を交わしながら買い物場所まで案内し、商品の購入を手伝った。
◇八幡中(2人)=水路に落ち溺れている犬を発見し、自らも濡れながら救助し、無事に飼い主に届けた。
◇上郊小(2人)=倒れている高齢者を発見し家の人に救急車を依頼して救助を行った。
◇並榎中(5人)=交通事故にあった小学生を目撃し、現場にいた大人と協力して自動車を持ち上げ、被害者の救出に貢献した。
◇中尾中(5人)=踏切で倒壊した遮断機を発見し、危険と判断して駅と学校へ連絡を行い、事故防止に貢献した。
◇寺尾中(3人)=自転車に乗っていた高齢者が倒れて動けなくなっているのを見つけ、介抱しながら家の人の車で無事に自宅に送り届けた。
◇吉井西中(4人)=雨で増水している川に入っていく児童を発見し、自らも濡れながら児童を川から救出し、探しに来ていた親に引き渡した。
団体の部
◇新高尾小=地域への感謝の気持ちを込めて毎年6年生が近隣の福祉施設や病院において音楽ボランティア活動を行い、入所者との心の通いあった交流を行っている。
◇中尾中=井野川清掃ボランティアに1・2年生が自主的に参加し、地域の団体とともに清掃活動を行い、環境美化に貢献した。