簡易測定器・市民に貸し出しへ/定点観測も強化
(2012年3月2日)
平成24年度実施。詳細はこれから。
高崎市は、1日の高崎市議会一般質問で、宮原田綾香議員の質問に答え、平成24年度から簡易放射線測定器の市民貸し出しを開始する考えを示した。
高崎市は、現在、市内13カ所で空中放射線量の定点観測を行っているが、測定は簡易放射線測定器を使っており、24年度は定点観測を拡充し、測定器も精度の高いサーベイメーターに入れ替える予定。入れ替え後、これまで定点観測で使っていた簡易測定器を、市民への貸し出し用として活用する。
貸し出しの開始時期や台数、手続き等についてはこれからで、詳細は高崎市議会に報告の後、示される。
高崎市では、食品や水など緊急に放射線測定が必要になった場合に備え、24年度に簡易測定器1台を担当部署に備えるほか、学校給食の「まるごと検査」も継続していく。高崎市では、放射性物質に対し監視体制を強化していく考え。
宮原田議員は、「子どもを持つ世代から、内部被爆に対する安心安全が強く求められている。流通している食品を計測したい、自家栽培した野菜を測定したいといった要望がある」とし、市民測定所を設置してはどうかと要望した。