震災がれきの受け入れ「見合わせる」/富岡市長
(2012年2月28日)
市長「高浜、老朽化し受け入れる余裕がない」
富岡市長は、28日の高崎市議会3月定例会総括質疑で、高橋美幸議員の質問に答え、震災がれきの受け入れについて考えを示した。
富岡市長は、「がれきが復興のさまたげになっており、広域的な処理が望まれていることは認識している。国、県からも受け入れが要望されている」とした上で、「高浜クリーンセンターが老朽化し、受け入れる余裕がないことから見合わせたい」と、震災がれきを受け入れない考えを述べた。
また、今後については「全国や県内の動向を見ながら、市民の安全を最優先させたい」と述べた。
高浜クリーンセンターは、稼働23年で老朽化しており、現在、1日の処理量は処理能力450トンの80%程度となっている。高崎市は、仮に震災がれきを受け入れたとしても、年間1380トン程度と試算している。震災がれきが含む相当量の塩分も、施設に影響があると想定している。