烏川のイワナ・ヤマメ暫定規制値以下/県内11河川
(2012年2月28日)
4月からの新規制値は5河川で上回る
3月1日に渓流魚が解禁となることから、群馬県は県内河川のイワナとヤマメの天然魚を2月中に採取し放射性物質濃度の安全確認を実施した。27日に検査結果を発表した。今回検査した全ての河川で、放射性セシウムは、国の暫定規制値を下回った。
検査地域は、小黒川(桐生市)、沼尾川(渋川市赤城町)、桜川(川場村)碓氷川(安中市)、沼尾川(渋川市伊香保町)、名久田川(高山村)、神流川(上野村)、烏川(高崎市)、温川(東吾妻町)、発知川(沼田市)、薄根川(川場村)。検査対象は、イワナとヤマメの天然魚。
暫定規制値は、500ベクレル/kgで、4月からは新規制値100ベクレル/kgが適用されることから、県では新規制値を上回った河川については、釣獲魚を全て再放流し食用としないことを県内各漁業協同組合と確認している。
高崎市内の烏川は、ヤマメは46ベクレルで4月からの新規制値を下回っているが、イワナは、166ベクレルで新規制値を上回るなど、11河川のうち5河川で新規制値を上回る結果となった。