新規出店者を募集・支援/総合卸売市場
(2012年2月22日)
空き店舗活用し地域経済活性を
高崎市総合卸売市場は、富岡市長が打ち出した高崎市の産業振興策に連携し、震災後の市場業界支援活性化促進、卸売市場内の店舗の再編を目的に、4月から売場使用料の値下げと市場内への新規出店者の募集を行う。
同市場が売場使用料を値下げするのは昭和54年の開場以来初めて。これまで首都圏の民営市場並の売場使用料だったが、市場施設の償却が進み、財務面での準備も整ったことで、4月から平均10%の値下げを行う。
場内の空き店舗を活用し、新規創業者を含み多様な業種を市内外から募集し、震災後の地域経済活性化をめざす。新規出店者には、使用料を3年間50%減免、リニュアル費用の一部を市場管理会社が支援するなどの支援プランを用意している。
同市場は、国道354バイパス(東毛広域幹線道)に面し、高崎市が計画を進めている高崎玉村スマートIC至近の新産業拠点の一角ともなる。平日は仕入れのために約2千人、月2回の一般開放日「ニコニコ感謝デー」では、半日で3千人が来場する。
出店募集の店舗面積は20~50㎡。連結による大型化も可。新規出店の使用料は、業種によって異なり1㎡当たり1180円~1390円。3月21日に出店者説明会を開催。問い合わせは高崎市総合卸売市場総務部・担当中島、電話027・353・0123。