新斎場の基本設計業務/市内業者から募集
(2012年1月19日)
技術力、想像力を備えた優れた業者を期待
高崎市は、19日の高崎市議会「斎場・環境施設調査特別委員会」で、新斎場建設工事基本設計、火葬炉設備工事に業者選考の概要を報告した。
新斎場は、現斎場を稼働しながら、隣接の駐車場(現在は仮設野球グラウンド)に建設される。
新斎場は、利用者にわかりやすい施設、お別れの場にふさわしい施設などを骨子に、昨年12月に基本構想がまとめられた。
高崎市では、基本設計の業者選定は、公募型プロポーザルで行う。参加資格は市内業者に限り、高崎市の入札資格が建設コンサルタント業務A級、平成12年度以降に延床面積1千㎡以上の施設の建設設計・実施設計の実績があることなどを条件としている。技術力や取り組み意欲、想像力に優れた業者を選びたいと考えている。新斎場の建物や周辺整備では、観音山丘陵の自然にあった景観形成をめざしている。また、新斎場敷地から観音山ファミリーパーク線への緊急道路の設置も検討されている。
新斎場の火葬炉設備工事も公募型プロポーザル方式で選考し、平成12年度以降に10基以上の火葬炉を備える斎場の施工実績が条件として課せられている。
新斎場建設工事基本設計の要件を満たす市内企業は10社程度、火葬炉設備工事の要件を満たす企業は国内に3社程度という。
新斎場建設工事基本設計は今年3月下旬に公告し、5月下旬に選考、6月上旬に契約する。火葬炉設備工事は、6月に公告、8月に選考、契約は建物本体工事の進捗にあわせ26年度の予定。