ヤフーの北関東拠点が高崎に進出
(2012年1月17日)
富岡市長とヤフー株式会社BS事業統括本部エリア本部・山名本部長
全国展開で7拠点目
インターネット関連サービスのヤフー株式会社が100%出資する「ヤフーカスタマーリレーションズ株式会社」の北関東営業所が、高崎駅西口のウェストワンビル(八島町58番地1)に開設され、16日に開所式が市内ホテルで行われた。 ヤフーとヤフーカスタマーリレーションズは、これまでに東京、大阪、名古屋、仙台、福岡の5か所に営業拠点を設けているが、この日に、北海道拠点を札幌市に、北関東拠点を高崎市に同時開所させ、全国7拠点とした。 ヤフーでは、高崎市に進出した理由として、北関東に顧客が多いこと、交通利便性、高崎市がITに対して積極的な姿勢を示していることを挙げている。
開所式には、高崎市の富岡市長、高崎商工会議所の原浩一郎会頭と副会頭らが出席し、官民上げての歓迎となった。 富岡市長は、「日本のトップのIT企業が高崎にお目見えし、心から歓迎している。 高崎のビジネスに刺激を与えるものと期待している」、原会頭も「中小企業の活性化に大きな力になるものと期待している」と歓迎の意を表した。
ヤフーと高崎市は、納税などの公金決済や、高崎市施設の「ヤフー・ロコ」への掲載、高崎市内でのWiFi(ワイファイ)スポットの設置について協議を行っていく予定。
ヤフーを使った納税は、群馬県内では初めてとなるが、富岡市長は「市民が便利な手続きで納税できることは重要だが、適正な執行ができるかチェックする方法など検討したい。1年以内に方向を出したい」と考えを示した。また市長は「高崎駅西口エリア、中心市街地の活性化の起爆剤にもなり得る。今後の企業誘致にもつながる」と波及効果に期待している。
ヤフーの拠点展開は、地域・生活圏情報の充実を主な目的としており、高崎の北関東営業所では、代理店と連携した営業活動と、顧客へのコンサルティング業務に力を入れていく考え。営業所のスタッフは10人で、内8人を地元から新規採用した。