市内サイレージ、なめこは安全が確認
(2012年1月17日)
サイレージ、なめこの放射性物質検査
16日に県は平成23年産の牧草を原料とする乾草及びサイレージ(牧草を発酵させた飼料)の放射性物質濃度抽出調査の結果を発表した。
平成23年4月26日から7月29日までの間に県が行った県内牧草モニタリングの結果、牧草の利用自粛は解除されている。その後の県内牛肉の放射性物質検査におき、乳用廃用牛や肥育牛から微量の放射性セシウムが検出されていたことがあり、今回の調査が実施された。
調査期間は平成23年11月14日から平成24年1月12日。県内94か所で調査が行われた。14か所から暫定許容量を上回る放射性セシウムが検出され、県は飼料としての利用自粛を要請した。高崎市内では、北原町、下里見町、中島町、箕郷町矢原、吉井町岩崎の5か所で調査が行われたがいずれも「検出せず」であった。
また、きのこ類の放射性物質検査結果も発表され、高崎産のなめこから43ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたが、暫定規制値を下回っているため、安全が確認されている。