宇都宮市の「ゆるキャラ」高崎を表敬
(2012年1月13日)
「ミヤリー」少林山達磨寺に参拝
宇都宮市のマスコットキャラクター「ミヤリー」が12日に少林山達磨寺を訪れ、高崎市のマスコットキャラクター「たか丸くん」を表敬した。
宇都宮市では、マスコットキャラクターを活用した都市ブランドづくりに取り組んでおり、「ミヤリー」が近県の観光地を訪れ、ご当地マスコットキャラクターとの出会いを物語風に仕立てて、ブログで発信している。ミヤリーは北関東を中心に訪問活動を行っており、訪れた自治体は高崎市で35都市になっているそうだ。
ミヤリーの活動は、宇都宮市「都市ブランド戦略室」が実施しており、担当者は「北関東自動車道の全線開通で群馬へのアクセスが便利になった」と話し、群馬でのPRに力を入れていく。
ミヤリーは、平成18年度に宇都宮市制110周年を記念して全国公募と市民投票で制作された同市のキャラクターで、市の花のサツキの冠をかぶった妖精。記念事業が終わると、倉庫に眠ったままになってしまったそうだ。昨夏から、都市ブランドづくりの「特別PR担当」として市長特命を受け、訪問活動とブログでの情報発信を行っている。宇都宮市の担当者は「ゆるキャラの取り組みが、他の自治体に比べて出遅れてしまったので、市長から『遅れを取り戻すために修行に出てこい』と指示を受けている」と話す。
少林山を訪れたミヤリーは、たか丸くんに名刺とお土産の餃子パイを渡し、達磨寺を参拝した。2体は、境内で訪れた参拝者に愛嬌をふりまき、記念写真におさまるなど、人気者になっていた。