南相馬市から3チーム招き交流大会
(2011年11月14日)
ヤマダ電機杯第10回高崎市小学生駅伝競走大会
13日に高崎市浜川競技場で、ヤマダ電機杯第10回高崎市小学生駅伝競走大会が行われた。競技は、4年生以上の駅伝(約1・8km×6人)と4年生以下の長距離リレー(約1km×6人)で、2種目あわせ約100チームが参加した。スポーツを通じて東日本大震災の復興支援に取り組む「ペガサス絆プロジェクト」の呼びかけで、福島県相馬市から男子2チーム、女子1チームを招き、震災支援交流大会として開催した。
開会式で、ヤマダ電機の桑野専務は「地元の企業として参加できることをうれしく思います。駅伝は団結が必要な競技です。みんなの心を一つに、団結して勝利をめざしてください」とあいさつした。飯野教育長は「駅伝はみんなの力をあわせることに意義があります。南相馬の人たちを応援し、仲間を信じて全力を尽くしてください」と、子ども達の競技に期待を込めた。
南相馬市の女子チームの選手は、同じ小学校に通っていたが別々の場所に避難しており、この大会に参加するために、震災後、初めて再会した。最終順位となったものの、アンカーとともに選手全員が手をつないでゴールし、会場の感動をよび、大きな拍手を受けた。
閉会式で、同選手らから謝辞があり「バラバラになっていた仲間と久々に出会えてとてもうれしかったです。原発の影響で運動が思うようにできず、走るのがつらかったけれど、みんなでゴールでき、良い思い出ができました。ぜひ、また呼んでください」と来場者に笑顔を見せた。
競技後に、ヤマダ電機女子陸上部の選手によるランニング教室が行われ、腕の振り方などを指導しながら「走ることを楽しむことが一番大切です」とアドバイスした。
競技では、男女とも北小が強さを見せた。結果は、駅伝男子1位北小A、2位塚沢小A、3位城東小A。駅伝女子1位北小A、2位片岡ミニバス、3位アラマキッズA。長距離リレー男子1位南陽台小A、2位アラマキッズA、3位塚沢小。長距離リレー女子1位北小A、2位金古南小、3位箕輪小A。